国立大学法人佐賀大学教育学部

教育学部について

学部長ご挨拶

 国立大学法人佐賀大学教育学部は、ご存知の通り、教員養成学部です。教師になるヒトを育成する、言わば「ヒトを育てるヒト」を育てる学部ということになります。
 現代はとかく何でもコストに換算してしまう思考回路になりがちで、ヒトを育てることは、一見お金だけが出ていき「儲からない」作業と思われがちです。しかし実は「ヒトの育成ほど効果的な投資はない」と私は考えています。良い人材は、社会に対して多大に良い影響を及ぼし続け、その影響には多大な経済的な効果も含まれているからです。様々な領域における良い人材が、多くの人に対して様々な「恩恵」を与え続けるのです。
 現在の教員養成においては「学び続ける教師」の育成が求められています。「学び続ける」とは、固定観念に捕らわれることなく柔軟な考え、多様な考えを受け入れ成長し、生徒の成長を促すということではないでしょうか。
 現在はAIの出現など変化の激しい時代となり、また超高齢化社会へどのように対処していくか、など様々な問題が山積している時代でもあります。このような時代にどのように対応していくのか、そして対応できるヒトをどのように育てていく教師となるのか、しっかり一緒に考え、学んでいきましょう。

教育学部長・学校教育学研究科長  板橋江利也

  

佐賀大学教育学部の教育目的

 教育学部は、学校教育課程幼小連携教育コース及び小中連携教育コースにより構成し、幼児・児童・生徒の心身の発達を長期的かつ連続的な視点から見据えながら、現代社会の変化に伴う様々な教育課題に応えることができる学校教員の養成を目的とします。
 そのために本学部では、教育者たりうるための確かな学力の形成を主眼として、とりわけ小学校段階での英語教育の充実、科学的思考力の育成、人権尊重の視座に基づく社会観察力、ICT(情報通信技術)を利活用した教育などに重点を置いて、地域における複雑で多様な教育課題に的確に対応できる高度な指導力を身につけた教員養成を行います。その際、本学部の特質は、幼児教育と小学校教育や特別支援教育、及び小学校教育と中学校教育のあいだの円滑で有機的な連携・接続のあり方を探究・開発するコース編成にあることから、幼児・児童・生徒において、各教育段階のあいだで断絶や隔差の無い「スムーズな学び」を実現しうる教育手法を考案し実践できる教員の養成についても、本学部の重要な教育目的です。

   

各コースの教育目的

幼小連携教育コース

 現在の家庭・学校・地域が抱える教育的課題の解決を視野に入れつつ、子どもの生活・発達・学習について、教育学や心理学、幼児教育、特別支援教育などの観点から専門的な知識や技能を学び、幼児期から児童期にかけての子どもたちの心身の発達や学びを支えるための教育能力をもった教員養成を行うことを教育目的とします。

   

小中連携教育コース

小学校から中学校までの義務教育9年間における児童・生徒の心身の発達過程の特性に応じた教育の系統性を理解し、各教科の本質や意義、教育内容、学習指導方法について造詣を深め、実践的な指導技術を身につけた教員養成を行うことを教育目的とします。

   

あなたはどこで輝きますか?

 平成28年4月に設置する佐賀大学教育学部は、幼児・児童・生徒の心身の発達を長期的な視点から見据えながら、現代社会の変化にともなうさまざまな教育課題に応えることができる教員を目指します。
 特に、複数の学校種を連携する教育や小学校高学年の教科担任制に対応させるため、学校教育課程に「幼小連携教育コース」と「小中連携教育コース」を置き、幼児期から児童期へ、児童期から青年期へと成長していく子どもたちの発達を一貫的で連続性のある学びとして捉えることができる教員の育成を図ります。

 それぞれのコースには2つの専攻があります。

  〇 幼小連携教育コース:「幼小発達教育専攻」
              「特別支援教育専攻」

  〇 小中連携教育コース:「初等教育主免専攻」
              「中等教育主免専攻」

   

附属教育施設 Attached Special Facilities

附属教育実践総合センター
Integrated center for Educational Research and Development

教員養成や地域ニーズへの対応

 附属教育実践総合センターは、昭和59年4月に開設された附属教育実践研究指導センターを前身とし、平成14年4月に改組拡充された施設です。当センターは、「教育臨床部門」、「教育実践部門」、「教職支援部門」の3部門から構成されています。
 従来の「研究指導センター」では、教員の教育指導能力の開発、授業分析法の開発等を主な目的としていましたが、「総合センター」では、新たに教育臨床部門と教職支援部門を加え、教員養成の重要性を認識しつつ、さらに地域との連携を図り、教育現場のいじめ、不登校、発達障害をはじめさまざまな教育問題に積極的に取り組んでいます。
 これまで以上に開かれた大学を目指し、大学の蓄積した知識や地域の隠された知的財産を地域の人々とともに発掘し、次世代に継承する文化教育的な窓口、地域センターの役割を担っています。地域の教育のネットワークづくりへの貢献や学生ボランティア支援など明日の教育やそれを担う教員養成を支援するセンターを目指しています。

This center was established as the Center for Educational Research and Training in 1984. It is composed of three divisions: clinical education department, teaching support department, and education practice department. As an integrated organization, this center is now intended to carry out the research and analysis of educational issues such as bullying, truant students, developmental disabilities at schools, to contribute to the improvement of educational practice with related organizations.

附属教育実践総合センターサイト

  

附属学校園 Attached Schools

 教育学部には、附属小学校、附属中学校、附属特別支援学校、附属幼稚園の四つの附属学校(園)が置かれています。これらの学校(園)では、所属の教員と大学の教員とが協力して、幼児・初等・中等教育及び障害児教育の理論と実践の研究に取り組んでいます。学校教育課程を始めとして、教員を目指す学生が教育実習を行なうのもこれらの施設です。各学校(園)では、一人ひとりの個性と能力を生かす教育が進められており、文化教育学部の学生も、実習を通じて、児重や生徒、園児たちと、ともに学び、触れ合うことができます。

The four schools are affiliated with the Faculty of Education: Elementary School, Junior High School, Special Support Education School, and Kindergarten. These schools are aiming at the research and improvement of the intellectual, moral, and physical education, and also the preschool education and special support education. The teachers and the faculty members are collaboratively carrying out theoretical and practical research on education at these schools, where university students train on teaching practice.

  

各附属学校園サイト

  

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