Course 3つのコース

授業実践探究コース

本コースでは、2年間の学修で理論と実践の往還を図りながら、カリキュラムの編成、授業実践と学習評価の改善・開発によって新たな授業デザインができる教員を養成します。理論面では、「授業実践の研究」、「学力と学習評価の研究」、「教科教育の理論と実践」などのコース専門科目を学修します。実践面では、自ら設定した課題を探究するために、「探究実習」を行い、研究の成果を明らかにしていきます。

主な科目

授業実践の研究
学力と学習評価の研究
授業実践と学習評価の開発
授業実践と学習評価の省察

修了生からのメッセージ

立花 郁弥

2023年度修了|佐賀大学教育学部出身

中学校数学

教職大学院の魅力は、授業力向上、長期間の実習での現場経験、現職教員や現場経験のある教授との関わりを通じて、最新の教育について様々な視点から学ぶことができます。私も教職大学院で多くのことを学ぶことができたため、1年目から自信を持って教育活動に専念することができました!教員を目指す人はぜひ教職大学院への進学をおすすめします!

中山 友輔

2021年度修了|崇城大学工学部出身

高校化学

私が他大学から受験した理由は、教育の専門性を高めるためでした。大学では、化学を専攻していたので、深く教育について学ぶことができませんでした。教員として仕事をするためには、教育の専門性を高める必要があると考えて、受験をしました。教育についてもっと学びたい人にお勧めです。

嶋田 恭子

2022年度修了|現職教員

小学校

教職大学院の魅力は、「学ぶ楽しさを味わうことができる」ということです。私は、さらに、1年次の異校種実習で、幼児期の子どもたちが次々に遊びを創り出す姿を目の当たりにして、これまでの子ども観を見つめ直すことができました。教職大学院での2年間は、教師としての在り方を問い直し、自分の教育観にじっくり向き合うことができます。ぜひ、自身の課題解決に向かって学び続ける時間を、これから出会う仲間と共有してみませんか?

子ども支援探究コース

本コースには、生徒指導・教育相談系と特別支援教育系の2つの系があり、専門科目と2年間の実習を通して、子ども支援の実践力を高めることをめざします。両方に共通するコース科目では、子ども理解や特別な教育支援ニーズのある子どもへの具体的な関わり方などを学びます。生徒指導・教育相談系では、教育心理学・生徒指導・教育相談を重点的に学びます。特別支援教育系では、特別支援教育に関する深い知識と実践力を身につけその専門性を高めることを目指します(特別支援学校専修免許状の取得を希望する人は、入学までに特別支援学校一種免許状を取得した上で、特別支援教育系に所属する必要があります)。

主な科目

心身の発達過程論
個が生きる集団づくりのための生徒指導
発達障害児・者のライフスキルの理解と支援
知的障害・自閉スペクトラム症の理解と支援

修了生からのメッセージ

池脇 洋輔

2023年度修了|

現職教員小学校

特別支援教育に携わってきましたが、学校や地域における指導的役割を担えるように、多様化している児童の実態に合わせた支援方法についてより専門的に学びたいと考え、教職大学院に入学しました。高い専門性を持った先生方の授業や探究実習を通して、現場では得ることができない専門的知識や新たな価値観を身に付けることができました。そして、何より校種の違う現職教員や学部卒の学生と共に学んだ経験は大きな財産となっています。

鬼崎 皇太

2022年度修了|佐賀大学教育学部出身

高校日本史

現場では、「そのような行動をするのは何故だろう」「どうすれば学習や活動に意欲的に取り組めるだろう」といった様々な課題に直面します。このコースで学んだことで、生徒を多面的に捉え、多様な指導・支援の仕方を考えられるようになりました。また、教員採用試験に向けて先生方が手厚く指導してくださいます。校種の違う現職教員の学生と同じ志をもつ学部卒の学生が学ぶ教職大学院は、自分自身の教育観を見つめなおす機会にもなりました。

内川 瞳

2023年度修了(特別支援教育系)|佐賀大学教育学部出身

特別支援学校

大学院では、学校教育について、より具体的で専門的な内容を学びました。様々な校種の先生と関わることで、学校現場の実際や教員にとって大切なことを知り、自分自身の教育観を深めることができました。また、探究実習では、多様な生徒との関わり方を長期にわたって模索していく中で、教員としての自信とやりがいを得ることができたと実感しています。今後は2年間の学びを生かしながら、現場で活躍できる人材を目指します。

教育経営探究コース

本コースでは、1年次に「教員間の協働づくり」、「学校組織マネジメント」、「リーダーシップ」など学校経営上必要とされる事項や、コミュニティ・スクールや「総合的な学習(探究)の時間」等を通した地域との連携協働の意義や課題について体系的に学び、そこで自ら設定したテーマに基づき2年次「学校変革試行実習」において学校経営改革を実践します。これらを通してスクール・リーダーとして必要な能力を養成します。

主な科目

教育経営改善の開発・省察
学校内外連携・協働論
学級・学校危機管理論
学校経営法規論

修了生からのメッセージ

山田 英美

2021年度修了|現職教員

中学校数学

教職経験年数が増すにつれ、学校での自分の役割や今後のキャリアに悩み、教職大学院を受験しました。1年目は、2年間の研究を進める上で必要な知識や研究の方法等を学び、2年目は現場で研究を実践しながら調査しました。初の研究論文作成では、大学院の先生方が熱心にご指導くださり助かりました。この経験は、現場での校内研究等でも役立っています。また、教授や異校種の先生方と知り合いになることで人脈が広がります。

江口 智紀

2022年度修了|現職教員

高校英語

1年目は現場を離れ大学院での研究に没頭できたため、教育に関する諸問題について理論的に学んだり、勤務する学校を様々な角度から見つめ直したりすることで、それまでの教職生活を改めて振り返ることができました。そのような経験をしたからこそ、現場に戻ってからも視野狭窄に陥ることなく、日々の出来事に対して落ち着いて対処できているように感じます。修了後も続いている、大学院の先生方や他校種の仲間たちとのつながりは一生の宝物です。