Teachers 教員紹介
幼小連携教育コース
幼小発達教育専攻
図画工作科教育や美術科教育における鑑賞学習や、造形活動を通した精神的成長過程について研究を行なっています。造形の世界の広がりや奥深さ、図画工作科教育実践の可能性を楽しく学んでもらいたいと思っています。
より良い教育を実現するためにどのような教育制度が考案・実施されているのか、アメリカ合衆国の学校教育を対象として調査・研究しています。今年度からは、日本でも導入が進む「小学校での教科担任制」の実態をアメリカの各州で調査する予定です。
教育相談やカウンセリングに関する授業を主に担当しています。研究の関心は、カウンセリングの基礎的スキルに関すること、家族療法に関すること、嗜癖(アディクション)に関することです。
道徳教育において”授業”の役割とは何かという問いを中心に歴史的手法で研究してきました。あわせて、大学における学習支援の実践開発研究も行ってきたので、両者の知見をあわせながら、理論と実践の往還を目指していきたいと思っています。
保育者の幼児の集団づくりについて研究をしています。“みんな違って、みんないい”誰もが居場所のある集団とは?…それを解明するため、幼児が「居場所」があると感じている具体的な姿について言語化することを目指しています。現在は、発達の異なる子どもや文化の異なる子どもなど、多様な幼児の集団保育に着目しています。
小学校教諭、指導教諭、指導主事等の経験を生かして、教師を目指す皆さんを応援します!
特別支援教育専攻
障害児の授業作り、重度・重複障害児教育、障害児保育を中心に研究しています。障害のある子供と教師相互の見方と行動の革まりをたすけ合うプロセス(相互輔生)としての教育実践を大切にしています。
自閉スペクトラム症(ASD)や学習障害(LD)等の発達障害の子どもを脳科学と心理学の立場から研究しています。最近は障害のある子どもだけでなく、優れた能力を持つ子ども(Gifted)の不適応や支援について、特別支援教育として研究しています。
小中連携教育コース
言語・社会系
国語科
国語科授業はどのようにすすめるのか、国語科単元学習はどのようにつくるのか、教室の声はどのように聞くのか。そしてそこから何を学び、何を創造するのか。というように教室の事実に学ぶことからはじめています。
オノマトペを中心に日本語の語彙について研究しています。授業では、現代語・古典語を対象とした語彙・文法・音韻の特徴や文章表現など、国語科の基礎となる知識を扱っています。基礎知識を身につけるとともに、言葉の面白さを学びましょう。
書道は、漢字(篆・隷・楷・行・草書体)、仮名、漢字仮名交じりの書について、臨書から創作まで学び、作品制作をします。書写では硬筆・毛筆の正しい書き方や教え方などを学びます。教育法では、高校書道授業の組み立て方や学指導案を作成し、模擬授業などを行います。
社会科
人びとが互いに他者の声を傾聴し合う関係のうちに「法(正しさ)」の存立を見定める法理論を基礎として、社会的に不利な立場に置かれがちな少数者(マイノリティ)の人権保障や、ジェンダーの問題などに関心をもって研究しています。
狭義の研究対象は近代ドイツの哲学や宗教思想ですが、多様な価値観の混在する現代社会において共生を可能にする枠組みについて幅広い観点から考察しています。最近は子ども哲学やアドラーの教育論にも関心をもっています。
近現代フランスの公務員制度について研究しています。その過程で、現在は幕末期・明治期に日本に赴任したフランス人外交官のネットワークを中心に、近現代のフランスと日本の関係について調べています。また、幕末期の佐賀藩とフランスとの関係にも興味を持っています。
自然災害に焦点を当てた自然地理学に関心を持って研究しています。授業では、災害大国で生き抜く力を児童・生徒に授けられる先生の輩出を願い、日本で発生しうるほぼすべての自然災害について、そのシステムから、人間社会に与える影響まで包括的に学べるような内容としています。
英語科
ヨーロッパの極西に位置するアイルランド文学、文化を中心に、ギリシア・ラテン文化とは異なる幻の第三の文化、ケルトの思考様式を研究しています。特に、妖精を生み出すケルト的思考に関心があります。趣味は、ダイビング、ヨット、幽霊との交流、夢想などです。
英語教育学・応用言語学を専門としています。小学校英語教育における初期リテラシー活動や、言語習得を支える作業記憶について研究を進めています。授業では、英語教員に必要な語学力・授業実践力・学術スキルの向上を図ります。
第二言語学習におけるエラー修正のあり方、エラー修正の効果にどのような要素が影響及ぼすかを研究しています。
現在は英文学の研究をしていますが、そのルーツは学生時代に没頭したギターとバンド活動にあると感じます。長いようで短い大学の4年間、みなさんも夢中になれる何かを見つけてください。
理数系
数学科
数学の主な分野は代数、幾何、解析ですが、私の専門は解析です。簡単に言えば、私の研究は無限次元空間における微分積分学です。他に、コンピューターを利用した応用数学も研究しています。
専門は微分幾何学、特に対称空間論や部分多様体論です。リーマン対称空間内の様々な幾何学的性質を持つ等質部分多様体の研究をしています。
数学教育の中でも、特に図形領域における概念形成に焦点を当てて研究を行っています。講義では,これから求められる数学教育観について指導案の作成や,模擬授業など実践的な活動を通して学んでもらいたいと思っています。
理科
マグマの化学組成変化と火山噴火との関係を調べています。主に北部九州の火山を中心に研究しています。その他、遺跡出土の石器の化学組成測定から、石器の産地同定もおこなっています。
生物学(動物)を教えています。動物が感覚器を通していかに環境情報を捉え、行動を引き起こすかということが専門です。「釣り好き」を活かして魚の体のつくりや多様な生態からも生物の面白さを伝えていっています。
太古の海洋環境の復元を目指して、温泉の研究を進めています。授業や研究を通して、自然科学の楽しさや”地球”について伝えていきたいです。
実技系
技術科
ものづくりの基礎となる材料力学、流体力学、構造力学などを教えています.専門はトライボロジーと言う摩擦についての研究をやっており機械部品の摺動部では避けては通れない分野の学問です.運動も好きでテニス、バレー自分でもやります。
今では、パソコンやスマートフォンのない生活は考えられません。最近は、人工知能(AI)のほか、第4次産業革命やSociety 5.0というキーワードを耳にする機会も増えました。これらを賢く使って、先人が築いてきた高度情報化社会をアップグレードし、より快適な世の中に変えてみませんか。
音楽科
音楽科教育学を専門とし、特に、アメリカ音楽科教育史と音楽科教育内容開発に関わる研究をしています。
音楽を考えるうえで大切なソルフェージュから楽器の演奏法や指導法、そして合奏をまとめる指揮法へと授業を構成しています。教育者・指導者に必要な力を身につけてください。演奏会で指揮をすることもあるので是非聴きに来てください。
ピアノ演奏を主軸とした研究をしています。教育面では演奏力の向上は勿論、将来の学校教員として必要な協働による学びや客観的思考の整理も含め教えています。ピアノによる学びを通して、表現力・判断力・創造力を養い、音楽による豊かな社会を共に作りましょう。
イタリア・オペラ作品を中心に演奏活動及び研究を行っています。時代と社会との関わりを歌を通じて学ぶことで、広く社会に目を向けられる人材を育てる助けとなりたいというのが、私の教育者としての信念です。
体育科
「サッカーを通した地域貢献策」をテーマに、幼稚園巡回指導やスクールを通して、指導論や教材研究を深めています。専門は運動学・コーチ学ですが、「大学による発達障害のある子どもに対する支援」を検討し、地域社会での運動教室(週1回)による支援プログラム(指導教本)の開発を行うことで、保育や学校教育での製本化に取り組んでいます。
ヒトの動作をセンサ等の測定機器を用いて解析する研究をおこなっています。スポーツにおける動きのコツとは、あるいは加齢にともなって動作がどのように変容していくか、等をテーマにゼミの学生は卒業論文や修士論文に取り組んでいます。
スポーツや健康運動の普及促進に関する研究や教育に携わっています。最近は「座りすぎ」の弊害に関する研究や「学力向上」に関する研究に取り組んでいます。ゼミでは教育現場に役立つ研究に取り組む強い意欲のある方を求めています。
スポーツ文化享受能力を育む楽しい体育授業づくりについて研究しています。特に、「さがの体育」と定義される授業実践アイデンティティについて、佐賀県内の先生方とともにその再構築に取り組んでいます。
家庭科
私の講義では、なぜ小・中・高で家庭科を学ばなくてはいけないのか、男女で学ぶことの意義は何か、どんな家庭科の授業がよい授業なのかなどを考えていきます。体育会スキー部の顧問をしているので雪が降ったら研究室にいないかもしれません。
衣食住の「住」に関する研究を専門にしています。住まいは人間が生きていく上で必要不可欠なものです。これからの生活をより豊かなものにするために、私たちの生活の場である住居や住環境について考えてみましょう。
私たちが口にしている食べ物は、意識せずとも身体に影響を与えています。私は、このような食品成分の効果を研究しています。最近は、ハーブの「ローズマリー」やトビウオを原料とする「あごだし」の機能性を調べています。
衣服に関することを教えています。特に洋服のデザインを考え作ることが好きで、布を使ったモノを一から作ることの楽しさを伝えています。女性の体型変化に伴う快適な衣服について研究しています。
学校教育学研究科
授業実践探究コース
研究テーマは生徒が主体的・協同的に学ぶ算数・数学教育です。それを実現する教材の開発と授業の流し方について佐賀県内の小中高等学校の先生・院生と研究会を定期的に開催しながら研究を進めています。
子どもが協働的に学ぶとは、どういうことなのか。そこでは、どの様なことが行われれているのか。協働的に知識を発展させる理科学習環境デザインをテーマに研究しています。小中高等学校の先生方や院生と共に、学校現場の実態を踏まえた研究を進めていきたいと思っています。
国語教育の目標の研究や、読書指導の研究が専門です。学校や社会におけることばの教育の望ましいあり方を研究しています。月に一回、研究室主催の読書会を開いています。

江川 美津矢
- 職名
- 客員准教授(実務家教員)
- 専門
- 授業力向上
- 主な授業科目
- 授業実践と学習評価の省察
小学校、教育事務所指導主任の経験を持ち、現在は小学校の教頭として勤務している実務家教員です。自ら学び続け学び合う子供の育成を目指した授業づくりについて学んでいきましょう。
子ども支援探究コース
子どもたちの充実した学びを支える要因について、「習慣形成」をキーワードに研究をしています。最近は、子どもの時間管理(プランニング、アセスメント、モニタリング)に取り組んでいます。
特別支援教育現場27年の経験の実務家教員です。最重度の障害のある子どもから、知的に遅れのない発達障害の特性を持つ青年まで幅広く、教育に関わってきました。大学院では、特別支援教育の魅力を伝え、専門的な見地をしっかりと学んでいただけるように伴走させていただきます。
子どものメンタルヘルス(うつ、心身症等)や生徒指導上の諸課題(不登校、いじめ等)の基礎/支援の研究をしています。最近は、成長促進的な心理教育(Acceptance and Commitment Therapyやポジティブ心理学、ストレスマネジメントやアンガーマネジメント)にも取り組んでいます。
現在は、学生支援室副室長と兼任しています。育児へのサポートや発達障害の理解に関して、学校教育とは異なる枠組みからアプローチしています。生涯発達の視点からとらえ直すと、新しい気づきがあるかもしれません。どうぞお気軽にお声かけください。
教育経営探究コース
「開かれた学校づくり」「教育におけるアカウンタビリティ」「主権者教育」について、教育行政学の立場から、主にカナダと日本の比較を通して研究しています。

小嶋 喜美子
- 職名
- 客員准教授(実務家教員)
- 専門
- 学校経営
- 主な授業科目
- 学校組織論、学校内外連携・協働論